2002年11月11日
<一日の始まり>
目を覚ますと外が明るい。時計を見ると10:00。随分と寝たものだ。一晩中ファンを回していた影響で喉が痛い。うがいをしたら少し楽になる。昨晩洗った洗濯物を確認したがまだ生乾きだ。部屋をシェアした人も起きたので宿のレストランで遅い朝食を取る。メニューはパンに目玉焼き、そして紅茶だ。(US$2) 食事中に話し合い今日はシェムリアップ市内観光を一緒にする事に決まった。食後に受付に確認した所、シングル部屋が空いたそうなので私はそちらへ移る事にする。
<シェムリアップ市内観光>
この宿はかなりの町外れに位置していて歩いて市内に出るのは辛い。宿もそれを心得ており市内へはバイタクを無料で使わせてくれる。部屋を替えすぐにバイタクでオールドマーケットへ向かう。
このマーケットには日用品・みやげ物・食料品などが売っている。食堂も備えており食事をする事もできる。日本人も多く来るのだろう、歩いていると日本語で「オニーサン、オニーサン」と声を掛けられる。地雷を踏んだのか足の無い乞食は英語で「金くれ〜」と声を掛けてくる。マーケットの近くにインターネットと看板を上げた店が何件か見つかる。今はちょっとした観光地にはインターネットカフェはあるのが当たり前なのか。
マーケットを離れて川沿いの道を歩く。川沿いは木々が影を作りベンチが置いてありちょっとした遊歩道になっている。道の端にはバイタクがたむろしており「乗ってけー」とうるさい。また道の両脇には土が溜まっており風が吹けば砂埃が激しそうである。
<夕日へ>
宿へ戻り何をする事もなくレストランで休んでいるとバイタクが遺跡へ夕日を見に行かないかと誘ってくる。入場パスを持っていないと言うと16:00以降にパスを買うと翌日からスタートになり夕日を見る事もできると言う。US$2だと言うので昼一緒に歩いた人と行く事にする。
シェムリアップ市内を通り抜け北へ走る事10分程、パス売り場へ到着する。ここでは1日券(20ドル)、3日券(40ドル)、一週間券(60ドル)を売っている。1日券以外は写真が必要になる。持参しても良いが無くても無料で撮影してもらえる。私は3日券を購入。ここには日本語の上手な女性がおり彼女が担当だったおかげでスムーズに事は運んだ。
バイクは蝉の鳴く森の中をアンコールワット方面へ。カンボジアの蝉は日本と鳴き声が違う。涼しくはかない声だ。バイクは森を抜けアンコールワットを囲む堀沿いを走りプノンバケンへ到着する。
プノンバケンはアンコールワットの向かいに位置する小高い丘の上にある遺跡で夕日の鑑賞スポットとして有名だ。急な石段を他のツーリストを抜かしながら上って行く。所々で年配のツーリストが息も絶え絶えに上っている。そのまま天まで昇るなよと少し心配しつつ石段を上りきる。
丘の上には遺跡があり更にその石段を上らねばならない。ここからはアンコールワットやジャングルに沈む夕日が見られる。アンコールワットと初対面。遠くから見たためまだまだ小さいが「やっとここまで来たなあ」という実感が沸いてくる。まだ日が落ちるまでに時間があり座って待つ。すると突然東の空から黒い雲が・・・悪い予感は的中し夕立に見舞われる。
ここには日本人ツアー客が沢山おりどこから取り寄せたかツアーコンダクターが傘を配り始める。すばやい人はさっと遺跡の中に避難する。少し出遅れた私は秩父で買った手ぬぐいを頬かむりの様にして遺跡の壁にくっつき雨宿りをする。夕立は去り空を真っ赤に染めて太陽がジャングルへ沈んで行く。空が赤から薄暗く変わり人はぞろぞろと遺跡から去っていく。私もその流れに身を任せた。
<置屋巡り>
夕日を見た帰り、同行の日本人と食事をする事にして再びオールドマーケットでバイクを降りる。昼は賑やかだったのだがこの時間になると数件土産物屋が開いているだけだ。近くの中華料理屋で食事はすぐに済む。彼が軽い口調で「置屋でも見に行かないか?」そう言ったので付き合うことにする。自動3輪車を捕まえ連れて行けと伝える。彼は1ドルと言い、乗れと促しプスンプスンと走り始める。かなりの距離を走り止まったのは出発地点からわずか100メートル程度離れた所。料金と距離の帳尻あわせをするためにわざわざ遠回りをしたようだ。
ここだと指差された建物を見る。入口の扉はガラス製で白テープでMassageと書かれている。ピンク色の明りが灯り中にはひな壇があり沢山の女性が座っている。3輪車を外で待たせ中へ入ると沢山の目がひな壇から向けられる。ほとんどの女性が中国系の顔をしている。とんでもない不美人からそこそこの女性まで。男が一人来て1晩30ドルだと告げる。「1時間いくらだ?」と聞くと25ドルと言った。たった5ドルしか違わないから一晩の方が良いぞと薦めてきたがこちらにはそのつもりは無い。「じゃまた後で」そう言って店を出る。
待たせていた3輪ドライバーにここは駄目だから他の場所へ連れて行けと告げる。彼はわかったと言い再びプスンプスンと走り始める。こんな事を何回か繰り返しドライバーがもう心当たりが無いと言うまで周った。オールドマーケットに1軒。国道6号沿いの数件。6号線から少し入った所に2軒。1件だけ1晩60ドルの所があったが他の所の値段は最初の所と同じだった。
男二人、ツアーを終え宿へ帰る。(ホントに見ただけですよ!) すると宿のレストランにバンコクからここまで一緒のツアーで来た日本人が二人酒を飲んでいる。連れは疲れたから寝ると部屋へ戻ったが私は一緒に飲み少し話をしてから休む。遂に明日、近くでアンコールワットと対面だ!
トップページ -> カンボジア旅行記 -> アンコールワット旅行記