2002年11月18日
<プロローグ>
なんだかんだと旅を続けてここまでやってきました。現在タイ東北部にあるノーンカイ郊外にあるラオスへ向かうバスの発着所にいます。4年前にタイを旅した時にラオスは良い所だと他の旅行者に随分刷り込まれたので期待と現実は違ったらどうしようという不安な気分でいます。まぁ、それは行ってみてのお楽しみと言う事で・・・
ここまでの旅に興味のある方は第二次タイ旅行記もご覧下さい。
<国境越え>
バス乗り場から国境まで行く乗り合いバスは10バーツ。途中タイのイミグレーションで停車し出国手続きを済ませるとメコン川を渡りラオスのイミグレーションまで連れて行ってくれる。ビザ$30と書かれた窓口があるのでそこでビザの申請用紙を受け取り記入してからパスポート、写真、30ドルと一緒に渡すと数分で領収書と共にビザスタンプの押されたパスポートが帰ってくる。入国審査の前に両替屋があったので1ドルだけ両替。1ドル=10710キープ。しかし、10500キープしか渡さないので抗議したら500キープ未満は切り捨てらしい。そう言ってケケケケと笑う兄ちゃん。ケケケケって笑う奴生まれて始めて見た。気持ち悪いもんだな。
この後、入国審査もすぐに終わり税関はパスポートを見せたらすんなり通してくれた。ラオス・タイ間で外国人に開かれている国境は何箇所もあるがこんなに簡単にビザが取れて通過も楽なのでここが一番人気なのも納得。さてビエンチャンへ向かうぞ!
<ビエンチャンへ>
国境から首都ビエンチャンまでかなりの距離がある。トゥクトゥクの運転手が一台200バーツでビエンチャンまで行くぞと声をかけて来たがバスがあると聞いていたので彼らのいる所を突っ切りガソリンスタンドがある所まで歩きそこにいた人にバス停はどこか聞く。するとここがそうだと言うので待つ事にした。だいたい15分後に来るらしい。何台かマイクロバスが来て「あれがそうだ」と兄ちゃんが教えてくれたので礼を言いバスへ乗り込む。
バスは満員でビエンチャンまで30分間立ちっぱなしだった。車内に日本のODAで送った事を示すシールが貼ってあった。ビエンチャンへ向かう道は舗装されていたが所々アスファルトの状態が悪くなっている。それでもサスペンションが衝撃を吸収してくれてあまりショックが来ない。日本製は優秀ですな。ビエンチャン近郊まで来ると少しずつ大きな家が増えてくる。やがて市内へ入り市場の近くで停車する。下り際に運転手へ1500kip払う。トゥクトゥクと比べると激安だなぁ。
<ビエンチャン>
まずは銀行を周って為替レートの確認。どこもかしこも国境とレートが同じ。一番大きな市場へ行けば闇両替もあるらしいが危ない橋は渡りたくないので正規の両替商でUS20ドル札を一枚両替する。すると21万4千kip(5000kip札42枚・1000kip札4枚)が返って来た。財布の厚みは増すがインフレの国はかさばって大変だ。
次に宿を探す。何軒か一杯だと断られたが一泊6ドルのゲストハウスを確保する。部屋は4階にありシングルベッドがふたつで洋服ダンスもついている。シャワーとトイレは共用だが熱いお湯が使える。6ドルなら上出来でしょう。支払いを済ませ市内散策へ。
メコン川を少し見て市街から少し離れたお寺タートルアンへ行く為にトゥクトゥクをつかまえる。はずれの運転手だったようでいきなり「女はどうだ?大麻はどうだ?」と聞いてくる。「そんないらないからタートルアンまでいくら?」と聞くと20000kipらしい。事前に調べてあった値段と倍以上違うので安くしろと粘ると9000kipまで下がった。それでも少し高かったが面倒なので行く事にした。ブッブーと走って無事到着。10000kip渡すと悪びれる様子も無く「釣りが無いからそれじゃあ」と言う。この仕事をしていて1000kip札を持っていない訳が無い。10000kip取り上げて9000kip渡す。変な運転手のトゥクトゥクには乗らない方がいいな。
<タートルアンにて>
タートルアンでは偶然祭りをしていた。道路が通行止めにされ脇には店が隙間無く出ている。大音量で音楽が流れ警察官、お坊さんの姿が目立つ。大通りを歩きタートルアンへ。金色に輝く仏塔には無数の豆電球がコードと共に張り巡らされていて夜間ライトアップされるのがわかる。仏塔の周りの回廊にはオレンジ色の袈裟を着た坊さん達が寝転がっている。どうやらここで寝泊りしているらしい。一度仏塔から離れ出店を見に行く。
まず目立つのが移動遊園地。小さい観覧車が凄いスピードで回っている。この国では観覧車は絶叫マシーンになるらしい。(笑) 他にも輪投げやダーツを投げて風船に当てて景品をもらうゲーム、食堂、服屋、電化製品など色々な店が出ていた。ペプシを飲みながら休憩しているとパレードが始まった。先頭に僧侶、そして民族衣装を着た男女が続く。更に花を持った一般人(?)が続いてタートルアンの敷地へ入り仏塔の周りの回廊をぐるぐる周る。長時間粘って見ていたがぐるぐる周る以外に何もないので外へ出た。タートルアンの周りには中に入れない人の行列ができていた。祭りで賑わう店。楽しそうな人達を尻目にタートルアンから市内へ向かう。所々寄って行くつもりなので歩く。
タートルアンで見た風景。左上から順番に・・・
(1)子供用の乗り物 (2)UFOキャッチャーもどき (3)供物のお札と花 (4)パレードの風景 (5)パレードの風景
<市内へ>
太陽は雲に隠れてそれほど暑くない。十数分で凱旋門へ。感想・・・ちっちゃい。それでも入場料(1000kip)を払い上へ。内部にはTシャツ、銀細工、伝統衣装などの土産物屋が入っている。上から見たビエンチャンの印象は緑が多いって事でしょうか。市中心の反対側を見るとほとんど緑。首都に緑がたくさん残っているって良いじゃないですか。まぁ田舎なだけかもしれませんが。
凱旋門の次はタラートサオと呼ばれる緑色の屋根が印象的なこの町で一番大きい市場に寄る。内部には電化製品(TV,スピーカー,コンポ,全自動洗濯機など)、土産物(銀細工,木彫り品,絵葉書など)、日用品(化粧品,石鹸,シャンプー,洗剤,服など)など沢山の品物が売られている。また両替所もあった。(レートは市内の両替所と同じだった) 建物の周りには食堂が並んでいる。思っていたよりもラオスは物が豊富のようだ。少し見くびりすぎていたな。
バスターミナルで翌日行くバンビエン行きのバスの時間を調べて宿へ戻り少し休憩してからメコン川へ。夕日の時間へ行ったのだが雲がかかっていて見られなかった。残念。夕食を食べインターネット(1分100kip)をして散歩。偶然、宿が見つからず嘆いていた日本人に出会い気の毒に思ったので宿探しを手伝う。ルアンパパーンからバスで12時間かけてビエンチャンに帰ってきたばかりらしい。疲れているからすぐに休みたいと言っていたがタートルアン祭があるから宿探しは難航して当たり前。それでも数件当たったら無事に見つかった。「良かったね。それじゃあ」名前を聞かず名乗らず立ち去る。
<一日の終わり>
久しぶりにホットシャワーを浴びる。シャンプーも石鹸も泡立ちが違う。(笑) 洗濯もして室内に干す。ファンをつけっ放しにしていれば夜の内に乾くのだ。寝るのには少し時間が早かったのでレセプションでペプシを飲んでくつろぐ。ラオス人に話しかけられてみかんをもらった。水分が少なくて種が多い。「これがラオスのみかんの味ね」と思いながら食べ彼と話す。30歳と言っていたが20代前半にしか見えない。ラオス人は若く見える人が多いのかね。こんな感じで今日は就寝。
計:US36$ + 37000kip (US1$=10710kip)