ベトナム旅行記

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ホイアンからハノイへ

ホイアン-フエ間のバス つい魔がさして計17時間のバスの旅をしてしまった。予定では帰国日にダナン発ハノイ行きの夜便でノイバイ国際空港へ戻りそのまま帰国便にチェックインしてしまおうと考えていた。ただ、それだと滞在期間の短かったハノイをほとんど見ないで終わってしまう。朝の便でハノイに戻っても空港から市内まで片道1時間強かかるから面倒くさい。そして一番大きな原因は若い奴らと話をして俺も負けてられるか!と対抗心を燃やしてしまったからだ。

 青空広がるホイアンを出発したのが14:00。韓国製の綺麗でゆったりとしたエアコンバスである。前に座ったフランス人らしきカップルが座席を倒しすぎで少々居住性は損なわれたが他は問題なし。ダナンを抜け長い立派なトンネルを抜ける。ここはどこかの国の援助で掘られたのだろうか。天井には巨大な扇風機が排気をし、オレンジ色の明かりが内部を照らしている。驚いたことに非常口まである。途上国だとコスト面でそういった障害発生時の対応まで考えられないことが多い。もしこれを独自で完成させられたのなら途上国じゃねえな。トンネルを抜けると空は曇っていた。曇り空の下バスはホイアンから約2時間半でフエに入る。

ダナン-フエ間トンネル入口 乗り換えるバスの出発時間まで一時間以上あるので散歩して時間を潰そうと考えていた。念のためバスの出発時間を聞くとすぐ出るから待っていろと言われる。そしてちょっと待って登場したのがホイアン-フエ間のバスより格段にグレードの下がるバス。一応エアコンは付いているがシートは汚いし横幅も微妙に狭い。客層もホイアン-フエ間はほとんどが外国人旅行者だったのがこのバスではベトナム人の方が多い。薄暗くなり始めた頃に半分ほど乗客を乗せバスは古都を後にする。

 バスの前方上部にはテレビが装備され音楽やお笑いのDVDが流されている。所々で乗客から笑いが起きるが何が面白いのかわからない。それも出発してから2時間程するとDVDが終わり、車内灯は消灯される。夜の闇の中をしばらく走ると雨が激しく降り出し夜空に白い稲妻が走り始める。

フエ 最初は私の隣は開いていたのだが途中から婆さんが乗ってきた。この婆さんが曲者でオシメをしているらしく小便臭かったり寝る時に両足を座席の上に乗せ股を開き膝を私の上に乗っけてくる。逆襲する術を持たずやられっ放し。ま、途中から寝たから気にならなかったけれど。ベトナム婆の厚顔恐るべしである。

 目が覚めると外が薄明るい。曇っているが雨は止んでいる。婆の膝は図々しくも足の上に乗っていたがまぁいいや。外を見ると都市を走っていることがわかる。時間的にもハノイかなと考えていたら見覚えのある場所・・・旧市街の南にあるホアンキエム湖だ。バスは革命博物館の近くで停車。車掌に降りろと促され終点だと知る。

 ベトナム滞在も残るは17時間。バスで移動した時間と同じなのは何かの偶然か。長距離移動を終えてもどこも痛くならない頑丈な体にありがたみを感じながら旧市街へ向けて歩き始めた。

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