山行記録    平成19年

硫黄岳 敗退

一日目〜



いつもの美濃戸と違う・・・。

雪がなんだか多いんじゃない??

あまり気にしないで進むとやっぱり多いなあ〜〜。
行者小屋へ向かう北沢・・笑える雪の多さに時間がかかった。
ボッサボッサ降る雪にかなりバテている人もいて出発は
遅かったのに気づいたらかなり前に人が歩いていてすべて
追い越していた。ちょっと自慢・・・。

笑える雪の多さになんでいつも悪天候なんだろう?
お決まりのように・・・。山の神様が怒っているのか・・??
北沢は雪がなくても歩きづらい。
やっとこさ行者小屋着きまたまたお決まりのビール片手に
のんびり・・。お腹はペコペコ〜。悪天候を予測して早めに
美濃戸口でうどんを食べたのは正解!
途中では絶対食べ物を口に入れられる状態ではなかった。
こういう勘は働く・・。ちょっと自慢・・。

小屋ではボリュームある食事に満足。らっきょは疲れた
体にいいなあ・・ボリボリ食べる。
アルコールが進むソーセージもいいでしょ。


本来の理想の行程は行者小屋泊・・・阿弥陀へ登頂後、赤岳へ・・そのまま稜線上で硫黄岳へ向かい本沢温泉へ下りる
という欲張りな内容。晴天さえ見られれば行けそうな気がしていた。
なのに雪がボッサボッサ降り続く。
何事も突き進む・・・。おもしろ〜い雪だ!雪だ!と笑顔があるうちはよかった。
雪の重みで木々がヤナギのように垂れ下がり雪のトンネルが続く。あまりの雪の多さにかんじきを履くことに・・これが正解で
歩きやすい。こんな雪ではアイゼンはなんの効果もない。気温はそんなに低くはなく顔を出して歩ける。雪が多いだけだった。

とにかく前へ進むのみ!  本沢温泉へ行くんだ・・・! 何の不安もなく静かでいいなあ〜こういうのがいいのよ! 

本沢温泉でのんびりしているはずが赤岳鉱泉へバック・・

がんばって、がんばって硫黄岳へ向かったのに赤岩の頭まで行った
ところでギブアップ。
雪が多すぎて誰一人いないホワイトアウトの世界・・・。
ルートも分からず腰までの雪に来た道もなくなり引き返すなら早く
しないと迷子(遭難だ〜)になる直感がしたから「やめよう〜」と言って
いました。目印となるものもなく勘が働かない・・。だだっ広い硫黄岳を
知っていたからムリはやめよう! とりあえず経験豊富そうなグループ
のきなみ撤退し最前線まで行ったのは私らだけだったし。

三日目〜〜〜

雪は降り続き、硫黄岳へのルートは雪に埋もれています。

木々がかわいそうなくらい雪の重みで垂れ下がってゴースト状態。

赤岳鉱泉名物のアイスキャンディも冷え冷え・・・
かなり凍っていました。年々巨大化して楽しそう!

美濃戸へ戻ったら青空が見えてきた。帰る方向は明るいのに振り向くとまだ雪雲だ・・・。阿弥陀が見えたらいいなあと
思う反面見えないほうがいい!  後ろ髪ひかれるから。

茅野駅に戻ったら線路も雪だった。

気温は3度で山の中より暖かいはずなのに寒くて震えていた。

この時絶対また来るぞ! それも近いうちにと思っていた。