山行記録    平成20年

谷川岳

真夜中12時前にロープウェイ前着。
車で仮眠の予定が人の流れについて行ったら床暖房の
いい寝床が・・・

特等席!確保し軽く寝酒飲み就寝。朝6時前には照明が
点き眠い〜〜ながらも準備に入る。

外はあまり寒くはないが風が舞っている。

後から後から人口が増え、静かな歩きを堪能できるのか
不安になってきた。ほとんどが大荷物の団体なので余計
不安だ・・・。

今まではスキー場のあるところで登山者探す方が難しい。

え〜とですね・・・すでに天候悪いのは目に見えてるんです。ロープウィだ〜〜!!などととりあえず
慌てず騒がず・・ダメなら苦手な滑りで遊ぼうか・・・・
途中、カモシカの親子が行き深い山肌で難儀してるのが見えました。相当雪はあるぞ!!
HP上では4m以上あることを知らせていた。

はやる気持ちとこの先ちょっとちょっと!!吹雪いてない?クルクル雪が舞ってるけど〜〜
天候悪ければスキーでも・・・でもね〜この天気で苦手なスキーってしんどくない?
歩く方が絶対いい!!
天神平着後、悪天見込み早々に出発したかった・・・・
かった・・・・というのはスキーの相方、レンタルに手袋私に預けて行った!!
また、ちょっと!ちょっと!って感じ・・
山歩きは歩き出すまでに準備がいるのよ〜
何で?手袋置いてくか??
待てど暮らせど来ない・・・
そのうちさっきも遭遇している団体さんがドヒャ〜〜っとロープウェイから下りてくる・・・・
嫌だな〜この団体と一緒になるのは・・・
でもまだ来ない・・・・
いくらなんでも滑る相手を待ってこちらが遭難したらおかしいぞ〜〜
しびれを切らし電話!!手袋置いてくよ〜団体のわんさかいる片隅に・・・・
これがなければもう少し早くに出発できたはず!!

今回は同じ時間、同じ山に「じいさん」が登っていました。
私より少し前を歩いていましたがだんだん姿が見えなくなりました。それは強風&ホワイトアウトの
ためです。前を歩いてくれているのでトレースバッチリ??と期待しましたがすぐ先を歩いていても
トレースはすぐになくなり再びもぐるかなりもぐるラッセル強いられました。
砂山と言ったほうがいいサラサラの深い雪でした。
強風(吹雪き)は顔が痛く目が開けていられず立ち止まりやむのを待ちます。
一歩前へ進むのも勇気がいる強風でした。台風姿勢は自然とやっていました。こういうとき、背が
低いといいようです。踏ん張るのだけは得意です。

そのじいさんに山行記録お借りしました。私よりリアルに表現されています。


3月7日20時勤務終了後、谷川岳ロープウェイへ出発 360Km ...故郷へ帰る位の距離かな..。
関越道の多少の不安あるが天候は回復へとの予報...水上インターからは雪が舞い始めてるが...土合へ近づくにつれ雪足は多くなる。
24時近く到着。 
ここへはバス旅行で一度来ただけで初めてのようなものである...。
発券場の確認のため6階へ...なんと!暖房が入れっぱなしにしてあるではないか!..たぶん凍結防止のためなのでしょうね。
登山者なのだろうか...数人の方がシュラフで寝ているが私には暖かすぎる。
車に戻り荷造りを..適当に放り込んできたので寝るスペースもない。
遅い夕飯を取る..バナナにビーフジャーキー、缶ビール。
長距離はいつも空腹でノンストップで走る..。
タイマーをセットし眠りにつく..2時。
6時起床...朝食もバナナ。ラーメンもうどんも持参したが、7時発に乗りたい。
身支度をしていると「トントン」..。踏み踏み御夫妻登場!
パパさんと握手で御挨拶。 暖かい手である。
7時、6階の発券場へ。数十人の登山者やスキーヤーが...さすがメジャーなコース。しかし、乗り場に向かったが誰もいない...。
一人で乗り込む。  雪は降り続いている...。天神平の温度計は−5度。
リフトが空回りをしている...。 登山口はどこだろう?右手方向なのだが山筋が見えない...もちろんトレースなどあるはずもない。
レストハウスを覗いてみるが誰もいない..係りの人だけだ..エビスの広告が呼んでいるようにも見える。
携帯が通じるうちにあちょさんと連絡をとる。
ゲレンデへ戻るとラッセルを始めている方が...ザックにはスコップまでくくり付けてある。
急ぎカンジキを履く..もう一人つぼ足の方が続く..私はその後。
直登で天神尾根をめざすようだ。 私もラッセルを手伝うつもりでつぼ足の方を抜くが...ひざ上まで埋まる。
乗越しでやっと追いつき 先行ラッセルのお礼を述べる。
つぼ足の方が天神尾根を指差す この方は常連さんのようだ。
今度はこの方が先行する..青年が二人スノーシューでやってきた。
空はわずかに明るくなってきた...。
天神尾根は風が出ている...途中、スノーシューの青年が我々を抜いていく...もうまっすぐ進むだけだ。
急な下りにでる..スノーシューの青年が留まっている。  ここから先はアイゼンに替えるしかないだろう。
モタモタ身支度をしていると常連さんが先行する。 その後に続く...。
この5人が一つのパーテイーのようになった...先行したり下がったり。
なぜか天候は悪くなってきた。 視界が利かない...常連さんがしきりに周りを見渡している。
横殴りの雪が顔をたたく...フエイスマスクはザックの中..。
突風に煽られる...ペースが落ちる..風速15m前後はある..体が浮きそうになる..一列縦隊で身を伏せている。
時計の針は12時近くを指している..天神平から4時間、通常ならもう降りている時間だ。
高度計は1900mに達していない..気圧感知だから当てにはならない。
気温はー6度を越えている..この荒天では暖かい..春近し。
腹ヘッタ! バナナを食べ凍ったスポーツドリンクの口をストックで突く..。
降ろしたザックが見る見る白くなる...傍らの青年が震えている目を閉じ顔を風雪にさらしている...ニット帽はかぶってはいるがフードをしていない...まったく無防備だ。
何か食べるように進めるが食がないらしい...。
何かつぶやいた 「体が冷えてきた..ダメだ」 相手方に声をかけている
「もう無理だ!降りよう ヤバイ...」
二人の青年は下り始めた...私も後一時間登り戻ろう..。
先行の常連さんはもう視界にない...スコップの方は後だが見えない.。
鐘の音が聞こえる...常連さんが小屋についたようだ。
鐘の方向へ進む..小屋のひさしが薄っすらと..。
「肩の小屋」の看板? 避難小屋ではない? 聞くと避難小屋は雪の下だそうな..。
ザックを降ろし一息つき またバナナ...。 スコップの方が入ってきた。
スコップが風に煽られ大変だったらしい。 ひとり女性の方が登ってくるという...この荒天に単独?
また二人小屋に飛び込んでくる...おそろいの靴にカンジキ、親子の様子...木のカンジキである、渋いなあ〜。

私も欲しかったが、耐久性を考えてアルミにしました..。
単独女性の様子を聞くとボチボチで来るとのこと...。
スコップの方が外に鐘を鳴らしに..「来ました、来ました」
見てビックリ! な〜んと師匠ではないか...私はてっきりゲレンデでシュワーだとおもいきや..。
さすが「荒れ女」の異名をとるがけのことはあります...こんなの普通だそうです。...変にホッとしました。
師匠もランチはバナナ...私も昨日からバナナ5本食べました。(バナナ中毒?)
外は相変わらず荒れ模様 良くなる気配なし..。
小屋泊まりで明日のピカ〜ンを狙ってもよいのだが...今日はオフ会の寄り道。(お泊りセットは背負ってきました...万が一もアリルレロ)
13時、常連さんが「そろそろ戻りますか?」の声に皆さん小屋を出る。
師匠と私は遅れて外へ...誰も見えない..強風にトレースも消えている。
下山ルートがわからない...二度ほど登り返して方向を確認する。
らしきところを降りてみることに...右手方向から声がする..十数人のパーテイーが登ってくるのが薄っすらと見える。
私達はルートから外れているようだ...助かった。
降りるにつれ視界が開けてきた...どうも、雲の中にいたようだ。
マナイタグラがわずかに見える...私はマナイタグラが見たかった...これが谷川岳本来の山らしい..今度はぜひ訪れてみたい。
天神峠のリフトも見えてきた。
師匠がスノーシューに履き替えるが、私はアイゼンをつけたままつぼ足で降りる...もう、何十人も登ってきたのだから今更カンジキも面倒...(これが大間違いになるのだが...)
雪道は我々がラッセルしたルートとは違い大回りをしている...来たルートをたどるが、スキーヤーやボーダーのラインでラッセル跡が分からない..。
師匠はスタスタと前を行く...私はズボズボと...雪が緩んできたのでメチャクチャ重い...どんどん離される...汗グダグダ。
ゲレンデ到着...15時終了。
わずかな時間ではあるが雪山の怖さと楽しさを味わせてくれた谷川岳に感謝します。
この山で亡くなられた方々の御冥福をお祈りします。
後まで全容を見せてはくれなかったが...。
師匠が撮ってくれた写真には山の斜面の雪の亀裂が見え始めている..。
冬の終わりを告げているのだろう...。

以上 じいさん〜〜



※強風激しくお腹がすくが食べることができない。
  我慢すること何時間?
  けっこう大丈夫だった。お腹がすいた〜死ぬ〜何度も思った。小屋で立ち休憩で2本のバナナのみ。
  この強風ではトイレもままならない。お腹いっぱい飲み食いしていたらそれも困っただろうなと思った。
  私は運がいいのかこういう悪天候は今まで何度も体験している。別の悪天候の中を突っ込んでるわけ
  ではない。なぜかそうなる。今まで天気予報では晴天かせいぜい曇りなのに急に低気圧が発生したり
  雪が降ったり、めずらしい天気の急変に遭遇するだけだ。低気圧の目玉が2個とか・・・・・
  無謀、危険とか思われるがホント突っ込んでるわけではありません・・・・・・・

  淡々とこういう山を歩くのが好きです。
  アリの行列は苦手なので静かで貸切のような歩きができて感激です・・・・・・・・・・