カンボジア旅行記

トップページ -> カンボジア旅行記 -> 小話一覧

1ドルの重み

アンコール・ワット見ていていつも疑問に思う事がある。日本人ツアー客が懐やポケットから財布を出して乞食に金をやっている。人様のお金だから私がどうこう言う権利は無いとおっしゃる方もいるだろう。確かにその通りであるがなぜ私が疑問を持つのかもしよろしければ続きを読んで頂きたい。

まず危ないという事。乞食が財布を奪って逃げたら彼らはどうするつもりなのだろうか?ヨーロッパを旅行した私の友人いる。彼はジプシーに金をあげようと財布をポケットから出したら見事ひったくられて逃げられたそうだ。追いかけて財布は取り戻したそうだが一部現金が抜き取られていて取り戻す事ができなかったらしい。乞食が泥棒にならなかったとしても乞食がいる所は大体人通りが多い。泥棒・強盗が見ていないとも限らない。

私は財布を出す事が無いから大丈夫と思った人がいるかもしれない。確かに安全性については良いかもしれないがまだ配慮が足りないのではないか?彼らは単に1ドル=100〜120円程度の価値しかないと思っているのではないか?言い換えると「100〜120円ではジュース一本買って終わり、大した金じゃない」と思って金をやっているのではないか?

バイヨンにある顔の彫刻ここで書いた通りバイクタクシーが一日で稼ぐ金額は2ドルである。(ガソリン代込み) バイタクに「一食食うのにいくらぐらいかかるの?」と聞いたら「0.5ドルあれば大丈夫」と言っていた。日本で1食食べるには最低500円はかかるのではないだろうか?つまり2食分の金をあげるということはここでの1ドルは日本では1000円に相当すると言えるのではないか。

カンボジアの乞食に1ドルあげた人の中で日本の乞食に1000円あげた事のある人は何人程度いるのだろう?私が思うにほぼ皆無ではないかと思う。つまり現地での金の価値がわかっていないと言えるのではないだろうか。

世界的に日本人は金があると見られている。つまり泥棒・強盗の被害に遭い易い。また買い物の際も日本人料金が存在する。「自分の金だから勝手に使わせろ」と彼らは言うだろう。しかし、それによって他の日本人旅行者に迷惑をかけているという事をわかってもらいたい。金をあげるのは自由。ただし現地の物価を理解してから金をあげても良いのではないか?みやげ物を買うにしてもじっくり物価を調べてからでも良いのではないのか?私は少しでもその国においての1ドルの重みをわかる人が増えて欲しいと思う。

トップページ -> カンボジア旅行記 -> 小話一覧